ノプテル社とは・・・

サンタクロース、オーロラ、ムーミンなどを思い起こす国フィンランド。そのほぼ中央にあるオウル市の郊外テクノポリスにノキア社、シーメンス社などのIT関連の研究所オウル大学などの学究機関そしてノプテル社が位置しています。

  • ノプテル社外観

    ノプテル社は1982年に設立され一貫して光学装置を使用した位置測量装置を開発しております。
    現在の主力商品はレーザーを使用した光学測定装置群、赤外線プリズム技術を使用した射撃訓練装置、そして政府機関むけの特需商品群の三系統に分かれています。

  • ノプテル社製品1

    ノプテルの製品と技術的ノウハウは、距離、位置、アライメントと振動の測定テクニックに焦点を合わせた長期の研究プログラムと製品開発によるものです。
    この研究は形状測定、工業スキャナー、交通管制などの種々な応用範囲のためのレーザーレンジファインダーの設計に導きました。 レーザー位置測定装置は、すでに梁、橋、タワーやその他の金属建築物のなどの偏りと振動測定に、そして鉄路敷設機械のためのアライメント測定に利用されています。

光学測定技術の最前線において

ノプテル社は1982年に設立されました。
広範囲の幾何学的な測定(距離、位置、アライメント、変位、かたよりなど)を行うための電子光学装置のデザインと製造を専門に扱っています。
企業活動の基礎は、高い資格を持ったスタッフを維持すること、そして、その製品の基礎である大学レベルの研究所と連結した技術開発にあります。
会社の競争位置は、専門分野における技術的ノウハウと研究努力、顧客との密接な協力によって得られた現場での応用ノウハウ、効率的な下請け業者ネットワークの 注意深い運営に基づく柔軟性のある生産によるものです。
このようにしてノプテルは、小企業の特性であるスピードと柔軟性、ハイテク技術に関するノウハウを持って、製品開発と生産の双方に関してその顧客のために最大の利益を引き出すための 専門集団による製品開発と先進的な研究に取り組んでいます。

  • ノプテル社製品2

    ◆主要製品

     1. 射撃訓練と分析、光学式射撃
     2. 距離測量装置
     3. 変位、アライメントと位置測定装置
     4. 軍用の専門製品

    ◆戦略要旨

    共同研究と開発プロジェクトを通した、世界マーケット向けの革新的な製品の提供

ノプテルのビジネスの思想は、科学的な研究を根拠とする電子光学技術の完全な熟練から出発しています。 会社は主に個人によって所有され、彼らがその戦略のガイドラインを規定します。 会社は、範囲は狭くとも大きな国際マーケットのための新しい技術開発、研究施設との共同作業、そして顧客との協力による製品開発プロジェクトを行ってマーケット向けの製品に集中します。
共同研究は、主にオウル大学とフィンランドのテクニカル研究センター(VTT)のオウル研究所で行われています。 会社は、それらの施設が集まり大いに有利な協力を得られるオウル・テクノポリスに本拠地を置いています。この場所はノプテルの商業と専門的な成功への極めて重要な要因です。
技術の主な2部門がノプテルの製品に現れています。
光線タイムオブフライト(距離)測定と位置決定。

世界的な成功:電子光学式の射撃訓練装置

ノプテルの最もよく知られた製品は、射撃の訓練と分析システムです。これらの製品は総売上高のおよそ3分の1を占めています。

  • ノプテル社製品3

    射撃の訓練装置は、多くの国の代理店を通して今日まで全世界60カ国以上の国々のお客様に販売されました。この装置の主なユーザーは、軍兵士、法律執行機関とスポーツ射手です。
    スポーツ競技用の訓練・分析システムを利用者の中には、オリンピックにおける金メダリストが多数おります。また、最近では多くの会社がPR目的で装置を購入しています。

  • ノプテル社製品4

    光学式の射撃訓練システムの考えは、通常武器の銃弾の命中位置が高精度に評価できる無害な連続光線あるいはパルスレーザー光線に代えることができるということです。
    連続光線は、リアルタイムに照準全体と発射までのプロセスをモニターし記録するとともに射手のパフォーマンスの完全な分析を可能にします。 それぞれの発射から受けとる迅速なフィードバックは射手に動機付けを与えて、射撃の技能を高める手助けをします。

  • ノプテル社製品5

    システム全体が接続されたコンピュータは、射手と指導者双方両方にトレーニング効率を改善するためのさらなる分析のための卓越した手段を提供します。

世界で一番最新の技術:統合化されたレーザー距離計

ノプテルの製品と技術的なノウハウは、研究の長期プログラムの存在とレーザー技術を使う距離、位置と振動の測定のための技術に焦点を合わせた製品開発の結果です。

  • ノプテル社製品6

    この研究は、熱い表面の形状、金属構造の寸法、紙の振動、光ファイバーのメンテナンス、目標認識、距離測定、車両速度、カメラのトリガーなどを測定するためのレーザー距離計の設計に導きました。 距離測定分野の特殊な挑戦は、エレクトロニクスを統合することによって、数百メートルの距離を測る装置の測定範囲を延長することとその本体サイズを縮小することです。

  • ノプテル社製品7

    アクティブな研究と製品開発の仕事が続いており、最新の技術的な新機軸がすでに顧客へ納入された装置に取り入れられました。
    「タイムオブフライト」の距離測定技術に関するオウル大学と共同の研究と開発の仕事は、数年の間世界のトップに立っていました。 技術は、天然の対象物(反射率の低い目標)の距離を測るために高速、高精度そして信頼できる測定が必要とされる製品の専門的と経済的双方の競争となりました。
    技術は、スキャニングレーザーの応用とその他の高速測定に特に効果的です。しかし精度は従来からの測量の応用の必要条件を満たして十分に高いものです。
    最近の応用分野は交通管制です。 そこでは、装置が高速、正確にカメラを作動させるスピード測定に使われます。

  • ノプテル社製品8

    光学式距離計の当然な応用が、軍用技術の領域にも見いだされます。
    軍用の設計の仕事は要求が厳しく、過酷な状況への耐久性と技術の信頼性に努力するよう特段の注意が求められます。
    これらのような仕事から得られた設計経験は、他の使用目的のための極めて高品質な測定装置の開発に素晴らしい出発点をもたらしました。

世界を牽引する技術:位置検出技術

位置検出技術が目標の横断線転置の非接触測定を可能にします。測定は最高500メートルの距離から行うことができます。

  • ノプテル社製品9

    レーザー位置検出測定装置は、すでにケタ、橋、タワーと他の金属建造物のかたよりの測定に応用されています。
    システムは、橋の連続した安全管理のため、ポータブル測定や大規模構造物のコンディションをテストするためのテストシステムとして使われます。

  • ノプテル社製品10

    この分野で最も成功した製品は鉄道レールの維持管理における作業機械用の位置検出装置です。
    このシステムは、高度の正確さで急速に車両の軌道補強メカニズムの位置を査定するノプテル自身の高度に進化したレーザー光線ヒットポイント検出テクニックを使います。
    これらのシステムは世界の鉄道維持管理機械に最も多く使用されています。

これからも、世界基準をお客様と

ノプテルの年間売上高の相当な割合を占めるものは、種々の工業系企業とその他の顧客への専門分野における設計業務、顧客自身のプロセスまたは機械、製品に使用する測定装置の開発に必要な業務に関するものです。 これはシステムが機械的と技術的な両方の意味において絶対的に正確にその目的に適していなければならないということです。

  • ノプテル社製品11

    そうした設計の決定的な要素は、ノプテルの技術的なノウハウ、すでに行われた研究、高度に訓練されたスタッフによるものであり、結果は常に先進的、革新的な応用製品です。 このような場合の設計は、通常既存のノプテル製品に現存しあるいはノプテルによって開発された技術に基づいているため、 必要な追加設計と製品へのコンバートが余分な業務をすることなく迅速に達成されます。
    しかしながら、このような場合、最終的な製品の出現に大きな影響を与えるものは応用のノウハウとお客様による要望やアイデアです。

日本からの様々な要望やアイディアに対して、ノプテルは常に真摯な回答を寄せてくれます。

  • ノプテル社製品12

    プログラムの機能、プログラムの日本語化、戦車等の大口径向け装置、ポップアップターゲットと組合せた装置(命中すると標的が倒れるシステム)などが製品化されています。

  • ノプテル社製品13

    ST-2000スポーツ II及びマークスマン II用のUSBコンバータに接続できる心拍測定機能(オプション)も、日本のバイアスロン指導者からの要望に応えたもので、すべての射撃競技に応用できます。

ノプテル社は常にお客様からの声に真摯に耳を傾け、その要望を叶えるよう努力しております。
もちろん導入した個体数が1セットであってもお客様への懇切丁寧な保守体勢を怠ることは一切ありません。

ノプテル - 電子光学検出の専門家

  • ノプテル社製品14

    ノプテルは、射撃の訓練と分析のために、そして距離、かたより、位置、形状と振動の測定のために各種の製品を開発しました。
    当社はまた研究と製品開発サービスを提供して、そしてお客様ご自身の製品の一部品としての設計協力も行っています。 いくつかの製品はお客様自身の仕様に従って直接供給され、あるいはご自身の製品の部品として市場に出ています。

ノプテルの商業的成功の基礎は、1970年代にオウル大学技術学部で行われた測定技術における電子光学の応用問題に関係した科学的な研究と教育です。
その結果、1982年に研究者のグループが彼ら自身の会社を設立する新たな考えが生まれました。

スタッフは、エレクトロニクスと特定の電子光学分野で高度に訓練された専門家で構成されています。 非常に多くの使用が下請け業者によって作られ、そして会社は設計と製造双方の目的のために外部からサービスを購入しています。 共同設計業務は、多くの大学と研究所との親密な交流によって助長されます。

生産は、主に長く存続している下請け業者ネットワークによって行われ、会社自身の生産インプットは主に製品の最終の仕上げと受け入れに限られています。

ノプテル社社員集合写真

【コシキネンCEO(前列右スーツ姿)とその優秀なスタッフ陣】

2009年時点での完全なスタッフは約30人であり、その約半分が学位を持っています。

ページトップへ